博多湾の落とし込み釣りでトンマ(ヒイラギ)を釣る

トンマ(ヒイラギ)

博多ではトンマなどと情けない名前を付けられているのが学名ヒイラギ

 

 

 

 

キスの投げ釣りの外道としては馴染み深い魚ですが、可哀相なことに、たいていは粗末な扱いを受ける魚でもあるのです。 ^^;

 

 

粗末な扱いを受ける理由は、
・ヌルヌルの粘液で覆われている
・10センチ程度の小型ばかり
・数がまとまって釣れない
・棘が鋭く指先に刺さると痛い
・口が蛇腹状に伸びてヘンテコリンに思われる
・・・などということからだと思います。

 

 

かわいそうに、防波堤や埠頭で釣られて放置されて干からびたトンマの姿をしばしば見ますが、海に戻してやって欲しい!!と思うのです。

 

 

かく言う私も、トンマが釣れるとすぐにリリースしていました。

 

 

狙って釣れる魚でもないのですが、狙う価値もない魚だとも思っていました。(汗!)

 

 

ところが懇意にしていただいた魚屋さん(既に廃業!)から、15センチぐらいの丸々と太ったトンマの刺身はマグロのトロに比肩するほど旨いとの情報を聞いてからトンマに対する私の評価が一変しました。 ^^;

 

 

確かに、ヌルヌルした粘液まみれのトンマを釣っても、クーラーの中もベトベト・・・ですし、他の魚までベトベト・・・です。

 

 

妻からも決して喜ばれはしません

 

 

小さい上にヌルヌルしていて捌きにくいので、どちらかと言うと嫌われ者です。

 

 

妻が作ってくれたトンマのお煮付けは身離れもよく、小さいくせに脂が乗っていて、案外美味しい魚であるとそのときは思ったものです。

 

 

ところが、後日魚屋さんからトンマは内蔵も取らず、ヌルヌルとした粘液も取らず、つまりはそのまま煮付けたほうが美味しいのだと聞かされて驚いたことがあります。

 

 

漁師さん達はそのようにして食べるのだそうです。

 

 

後日そのことを妻に話すと、「気持ち悪いけん釣ってきなさんな〜!」と一言。(涙)

 

 

かくして本格的なトンマの煮つけを未だに口にしていない私なのですが、魚屋さんのいうマグロのトロに比肩する肉厚のトンマの刺身はなんとしても食べてみたい!!

 

 

落とし込み釣りで釣れるパターンはハリを小さくして、アオムシなどの虫エサで前打ちをしているときです。

 

 

なかなか数がまとまらないのは投げ釣りと同じで、まとめて数を釣りたいのであれば、ウキ釣りで底を徹底して狙うことで数が釣れます。

 

 

そこまでして釣るような方もほとんどいませんが、食べることをメインにした場合はなかなか侮れない小魚です。

 

 

余談ですが、冬の味覚として知られる平太郎は同じヒイラギの仲間であってもオキヒイラギと言って少し種類が違うのです。

株式会社井上商店

 

 

私の中では冬の味覚の風物詩になっていますが、案外ご存じない方が多いようです。

 

 

ストーブの上で転がすように炙って食べると実に美味しいものです。

 

 

トンマも平太郎も食べたことがない方は是非一度食べてみることをおススメします。

 

 

風説や俗説に流されずに自分の味覚を大切にすることも重要だと思います。

 

 

雑魚には雑魚の美味しい食べ方があると言うことを私はトンマから学びました。

 

 

釣る事も楽しいのですが、美味しく食べることを追求することも楽しいものです。

 

 

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